銀行、長期資金確保でCD発売、預金金利引き上げ=貸出金利に影響も

 ベトナム国家銀行(中央銀行)の規制強化を受け、貸し出しに振り向ける長期資金を確保するため、多くの銀行が高利の譲渡性預金(CD)発売に走っている。また、長期預金金利引き上げの動きも相次いでおり、貸出金利の上昇につながる懸念も生じている。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。

 国家銀は銀行経営の健全性確保を目的に、銀行が中長期の貸し出しに振り向けられる短期資金の比率を、2018年の45%から19年は最高40%までに引き下げた。これを受け東南アジア銀行(SeAバンク)は先ごろ、1億ドン(4290ドル)以上の24カ月物CDに対し、年8.4%という高い固定金利提供を開始。36カ月物の金利は8. 6%になる。
 国有のベトナム投資開発銀行(BIDV)も18カ月物、金利7. 6%のCD取扱を開始した。個人は1000万ドンから、法人は5000万ドンから購入できる。
 CD発売以外に、定期預金金利を引き上げる銀行も出ている。ナムア銀行は最近、12カ月物の定期預金金利を昨年末から0. 3ポイント引き上げて年7.7%とした。サイゴン商業銀行(SCB)も期間13~36カ月のオンライン預金に対し、最高8. 65%の高金利を提供している。(時事)