米投資会社ウォーバーグ・ピンカス、ベトナム小売り大手ビンコムリテールの5000万株売却へ

 オンラインメディアのベトナムネットなどが米ブルームバーグ通信の報道として伝えたところによると、米プライベートエクイティ投資会社のウォーバーグ・ピンカス(WP)が、ベトナムのビンコムリテールの約5000万株売却を計画している。

 ビンコムリテールは、ベトナムの複合企業ビングループの不動産・小売り子会社。現在、WPは関連会社2社を通じてビンコムリテールの約1億5200万株を保有しており、その約3分の1となる。1株を3万5100~3万6550ドン(約175~182円)で売却し、総額約7800万ドルを回収することが想定される。
 WPは、2013年に初めてビンコムリテールに2億ドルを投資し、15年に1億ドルを追加投資。普通株式に転換可能な優先株式などを取得した。17年9月、すべての優先株式を普通株式に転換し、同年11月6日にビンコムリテールがホーチミン証券取引所(HoSE)に上場すると、WPはその翌日に株式の一部を売却して、10兆5700億ドン(約4億7000万ドル)を回収した。
 現在、ビンコムリテールの大株主は、サイドン都市開発・投資会社(7億5100万株、32.25%)、ビングループ(4億2770万株、18.37%)、ビンホームズ(1億9220万株、8.25%)の3社。
 18年末時点で、ビンコムリテールはショッピングセンターや複合施設を約60カ所を展開しており、その3分の1はハノイとホーチミン市に構える。18年の売上高は9兆0500億ドン、税引き後利益は2兆4100億ドンだった。(時事)