鉄鋼、セメント業界で値上げの動き=電気料金引き上げ受け

 ベトナムで電気料金引き上げに伴うコスト増に対応し、鉄鋼、セメントなどエネルギーを大量消費する製造業企業で製品値上げの動きが相次いでいる。オンラインメディアのVNエクスプレスが伝えた。

 ベトナムでは20日付で電気料金は8. 36%引き上げられた。鉄鋼メーカー、ベトスチール社のド・ズイ・タイ会長は、電気料金は生産コストの8~9%を占めると説明し、料金引き上げを受け「鉄鋼1トンあたり20万ドン(8. 56ドル)の値上げを考えている」と話す。ベトナム・イタリア鉄鋼のファム・マイン・クオン副社長も、トンあたり6万1000ドン(2. 63ドル)、2%値上げする方針だという。
 また、セメント最大手のベトナムセメント公社(VICEM)では、毎月の電力コストが200億ドン(85万5730ドル)増加する見込みのため、製品値上げで対応する計画。既に国内のセメント各社は、トンあたり3万~5万ドン(1. 29~2.16ドル)値上げすることを発表している。
 商工省の電力規制局(ERAV)によるとベトナムには約140万社の製造業企業があり、毎月の電気料金は平均1239万ドン(530ドル)。今回の料金引き上げに伴う負担増は平均87万ドン(37. 22ドル)になるとみている。