ビングループ、コンビニ「ショップ&ゴー」買収=わずか1ドルで

 【ハノイ時事】ベトナムの不動産・小売りなどの大型複合企業ビングループは、同国の代表的なコンビニエンスストアチェーン「ショップ&ゴー」を買収することを決めた。個人消費拡大と生活様式の変化で伸びが見込まれる小売り事業の基盤強化が目的。タインニエン紙(電子版)は2日、譲渡価格がわずか1ドル(約111円)で、損失がかさんでいる「ショップ&ゴー」の代表が「競争が予想以上に激しいため、撤退する」と語ったと伝えた。

 これによってビングループ傘下の小売り企業ビンコマースの店舗網は2000店前後に拡充される。最大商都ホーチミン市と首都ハノイの「ショップ&ゴー」87店は、来月末までにビングループのコンビニブランド「ビンマートプラス」などに変わる見込み。
 「ショップ&ゴー」は2005年設立で、ベトナムで最初に24時間営業を実施した。そうした先駆者的存在である同社の退場は、ベトナムのコンビニ業界が市場拡大の一方で再編段階に差し掛かったことを示している。