自動車ローン残高、今後4年で58億ドルに=所得増、金利低下など背景

 ベトナムでは自動車需要の増大に伴って自動車ローン市場が拡大する見通しで、2023年までに貸出残高は135兆ドン(58億7000万ドル)に達するとみられている。オンラインメディアのベトナムネットが調査会社の予想などを基に伝えた。

 それによると、自動車需要増大の背景として(1) 中所得層の自動車購入意欲の高まり(2) 金利の低下(3) 道路インフラの整備-などが挙げられている。

 メコン開発調査研究所は、月間所得1800万~4000万ドン(780~1700ドル)の中所得層が人口に占める比率が、20年までに33%になると予想。オートバイに代わって自動車を購入する人が増えると予想している。東南アジア諸国連合(ASEAN)や欧州連合(EU)との自由貿易協定により、輸入が増えることも自動車需要増大につながるとみられている。

 一方、自動車ローンの平均金利は17年に7.4%、18年は7.6%で、12年の13.5%と比べると大幅に低い。このため有力調査会社のケン・リサーチによると、12~18年の自動車ローン市場は年平均約30%という高い伸び率を記録した。

 また、政府が世界銀行の支援を受け、02~14年に全国で道路などのインフラ整備を実施したことも自動車需要を高めたと指摘している。(時事)