1~3月の医薬品輸入、5億7000万ドル超

 ベトナム税関総局の最新統計によると、ベトナムは2019年第1四半期(1~3月)の医薬品輸入が5億7000万ドルを超えた。アジアや欧米、オセアニアの数十カ国・地域から輸入しており、中でも欧州からの輸入が多い。ベトナム紙ベトナム・ニュース(電子版)などが伝えた。

 19年2月末までの統計では、ベトナムへの最大の医薬品供給国はフランスで、前年同期比40.3%増となる約5500万ドルだった。次がドイツの4455万ドルで、以下インド、米国、韓国、英国、ベルギーなどとなっている。

 近年、医薬品輸入が急増している理由は、ベトナムには新薬を開発する能力に乏しいことや高水準の技術を有する企業が極めて少ないことだ。国内の医薬品需要の約55%を輸入に頼っており、その多くを高額な先発医薬品(特許薬)が占める。

 18年の医薬品輸入額は約28億ドルで、17年よりわずかに下回っていた。ただ市場調査会社IBMマーケット・リサーチによれば、18年のベトナム医薬品市場規模は約53億ドルだったが、21年には77億ドル、26年までには161億ドルに拡大すると見込まれている。

 17年、ベトナム人1人当たりの医薬品購入額は約56ドルだった。20年には85ドル、25年には163ドルに増加すると予想されている。(時事)