サベコ、中国企業への株売却説否定=年次株主総会で

 ベトナムの飲料大手サイゴン・ビール・アルコール飲料(サベコ)のネオ・ジム・ソン・ベネット社長は、このほど行われた年次株主総会で、同社の支配権を保有するタイの飲料大手タイ・ビバレッジが中国企業に株を売却しているのではないかとのうわさを否定し、そのような計画もないと述べた。ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)などが伝えた。

 同社長は「サベコの外国人株主であるタイ・ビバレッジとシンガポールのフレイザー・アンド・ニーブの代表者は中国人ではない」と説明。タイ・ビバレッジは現在の保有率に満足しているが、他の株主やベトナム政府に株の売却計画があれば追加購入を検討するとも付け加えた。
 一方、2019年事業計画については、ビール販売量が前年比5.87%増の19億リットル超、売上高は8.2%増の389兆ドン(約1兆9450億円)、税引き後利益は7.2%増の4兆7000億ドンを目指すと説明し、19年の配当率を35%とする案が承認された。
 タイ・ビバレッジは17年、サベコの発行済み株式数の53.59%を約48億ドルで取得した。18年のサベコの売上高は前年比5.14%増の35兆9000億ドンとなり、目標を2.14%上回った。ただ、税引き後利益は11%減の4兆4000億ドンにとどまっている。(時事)