1~4月の新規FDI、57億ドル 前年同期比7.5%増

ベトナム統計総局は、今年1月から4月までの4カ月間の外国直接投資(FDI)新規案件が57億ドルに達する見込みだと発表した。前年同期と比べて7.5%の増加となった。新規案件と追加案件を合わせたFDIの総額は74億ドルで、前年同期比28.6%増だった。

分野別に見ると、4カ月間でもっともFDIが多かったのは、生産化工業で新規案件が金額ベースで39億ドルにのぼり、全ての新規案件の74.1%を占めた。これに、不動産分野が5億2860万ドル(新規案件の9.9%)で続き、その他の分野は8億5800ドル(同16%)だった。

地域別にみると、タイニン省がもっとも多くのFDIを誘致し、5億2030万ドルで新規案件の9.7%を占めた。ビンズオン省が4億9560万ドル(同9.3%)、バックニン省が4億7940万ドル(同9%)で続いた。

国別でもっとも投資が多かったのが、中国からの13億ドルで、新規案件の24.6%を占めた。第2位はシンガポールの6億9970万ドル(新規案件の13.1%)、3位の香港は6億9340万ドル(同13%)。これに、韓国(6億9100万ドル、新規案件の12.9%)、日本(6億1470万ドル、同11.5%)と続いた。

一方で、統計総局によると、外国向けのベトナムの投資は新件と追加を合わせて4カ月で1億4950万ドルだった。新規の投資は44件で9600万ドル、追加の投資案件が9件あり5350万ドルだった。分野別では、科学技術分野が8180万ドルでもっとも多く、金融、銀行、保険の分野が3610万ドルだった。