製品・サービス網拡充で販売増へ=ホンダ-「重要市場」を強化

 【ハノイ時事】ホンダ・ベトナムは23日、2018年度(18年4月~19年3月)業績と19年度(19年4月~20年3月)の事業目標に関する記者会見を、首都ハノイのホテルで開いた。4月に就任した鶴薗圭介社長は「二輪車の大市場で、自動車需要も伸びているベトナムは、ホンダのビジネス戦略において重要だ」と強調。二輪車で他社の追随を許さず、自動車の販売台数も急増したベトナムで、新モデル投入や販売・サービス網の拡充などに取り組み、一段の販売増を目指す方針を示した。

 18年度のホンダの二輪車販売台数は、前年度比7.6%増の256万台。大型車やスクーターなどが好調で、市場シェアは76.8%だった。一方、自動車は2.5倍の3万2218台と過去最高を記録。スポーツ用多目的車(SUV)「HR-V」の投入や、「CR-V」の新モデルが寄与した。
 鶴薗社長は、一部の二輪車の店頭販売価格が上昇していることについて「(メーカーが販売店に)価格を強制することはできない」と前置きした上で、「工場の生産能力を拡大し、特にスクーターの供給を増やすなどの対策を取る」と指摘。人気モデルを中心に生産台数を上積みして品薄感を解消し、価格の安定を促す考えを明らかにした。