高齢者に着目したブランド戦略を=ベトナム市場開拓で調査報告

 国際的市場調査会社の英ユーロモニター・インターナショナルは、今後のベトナム市場開拓に関する調査報告を発表した。それによると、同国では高齢化が進むと同時に購買力も上がるとした上で、高齢者のニーズに着目したブランド戦略が必要と指摘している。オンラインメディアのVNエクスプレスが伝えた。

 報告では、ベトナムでは30年に65歳以上の人口が1300万人となり、全体の約12.4%を占めると予想。この世代の購買力は18~30年で年平均5%上昇し、世代別で最も高くなるとした。
 またベトナムの高齢者について、より若く振る舞おうとしており、健康志向が非常に高いと分析。その上で、消費者としてこの年代のグループを遠ざけるのではなく、彼らが何を必要とし、関心と価値を向けるかに照準を合わせたブランド戦略が必要だとの見解を示した。
 一方、ベトナム消費市場における大きなトレンドとして、高齢化のほか中流層の増加と急速な都市化を挙げ、都市部の消費者人口は4600万人、消費額は1690億ドルに達するとの見通しを示した。さらに可処分所得が年間5000~1万5000ドルの国内世帯は18年の34%から30年までに約50%に達し、これらの世帯は飲食や住宅、教育などによりお金を使うようになるとした。(時事)