下半期も先手を打つ金融政策継続=必要なら外為市場介入も-ベトナム中銀

 ベトナム国家銀行(中央銀行)はこのほどハノイで、2019年上半期の金融政策を検証するとともに下半期の政策方針を示す会議を開いた。この中でグエン・ティ・ホン副総裁は、下半期も引き続き、先手を打ち柔軟かつ慎重な政策運営を行うと同時に、財政など他の政策と連携してインフレを抑制し、マクロ経済と経済成長を支えていく考えを示した。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。

 会議では国家銀のファム・タイン・ハ金融政策局長が、公開市場操作(OMO)を通じて金融機関の流動性を管理することで市場の安定を図る方針を表明。また、金利や米ドル/ドン相場を政府目標や市場動向に沿って管理するとし、外国為替市場の安定に必要な場合は、市場介入に踏み切る考えも示した。
 19年上半期の政策についてホン副総裁は、金融政策は効果を上げており、インフレを抑えてマクロ経済を安定させ、経済成長を支えたと評価した。また、グエン・クオック・フン信用局長によると、6月10日までの銀行貸し出しの伸びは18年末比5.75%と、妥当な伸びだった。
 さらに、国家銀銀行監督庁のグエン・バン・ズー主任検査官代理がベトナム・ニュース紙に明らかにしたところによると、12年から19年第1四半期末までに処理した不良債権は累計で907兆3000億ドンとなり、うち18年分だけで163兆1400億ドンに達した。この結果、3月末時点で貸出残高に占める不良債権比率は、買い取り機関であるベトナム資産管理会社(VAMC)に移管された分を除くと2.02%、VAMC移管分を含めると5.88%だった。(時事)