ペトロベトナム、海外24事業が失敗=総額7億7300万ドル

 ベトナム国家監査院が先ごろ国会に提出した報告書によると、国有石油会社ペトロベトナムは過去19年間で計24件の海外事業が失敗し、消えた事業費は総額7億7300万ドルに上っている。オンラインメディアのベトナムネットなどが伝えた。

 報告書によれば、6600万ドルを投じたイランとベネズエラの事業は停止を余儀なくされ、ペルーの油田、ガス田の探査・開発事業は約8億4900万ドルもの大金を投じたあげく、事業権の譲渡を決めた。採算が合ったのはロシアとマレーシアの各1事業だけで、他は「ブラックホール」のように巨額の資金を吸い込んでいった。
 ただ、同社の2017年の監査済み財務報告にはイラン事業に関する記載がない。また頓挫したベネズエラ事業については、事業権を得るために同国政府に支払われた資金の流れが不透明だ。ある現地紙では、ベネズエラ事業で闇に消えた資金は、監査院が報告書で示した7億7300万ドルをはるかに上回る13億6800万ドルに上ると試算している。
 さらに為替変動による損失もある。ペトロベトナムがこれらの事業を開始した当時は1ドルが1万8000ドンの水準だったが、現在は2万3000ドンだ。
 商工省とペトロベトナムは1年前、政府に20年をかけて損失を穴埋めする許可を求めたが、最終的な決定はまだ出ていない。(時事)