JBIC、再生エネ事業に融資=ベトコムバンク経由で-邦銀4行も協調

 【ハノイ時事】国際協力銀行(JBIC)は、ベトナムの太陽光など再生可能エネルギーを利用した発電事業に対し、同国大手商業銀行ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)を通じて資金供給する「ツーステップ・ローン」の形で融資を行うことを決めた。三菱UFJ銀行、みずほ銀行、常陽銀行、西日本シティ銀行との協調融資により、複数の案件を念頭に総額2億ドル(約214億円)、うちJBIC分1億ドル(約107億円)程度の融資を予定している。

 ベトコムバンクのファム・クアン・ズン最高経営責任者(CEO)は25日、ハノイで開いた融資枠組みの調印式で、今回の連携を「友好関係の象徴」と述べ、ベトナムの環境配慮型インフラの整備に役立つと指摘。JBICの弓倉和久常務執行役員も、再生エネ事業を支援して地球環境保全に貢献する考えを表明した。
 経済成長を持続するベトナムは、年率2桁の勢いで電力需要が伸びており、対応が急務だ。同国政府は、環境保護の観点などから再生エネの普及を重視し、外国企業も含めて太陽光発電事業などへの参入が相次いでいる。
 チン・ディン・ズン副首相は昨年3月、訪越した弓倉氏と面談し、電力供給体制の整備にJBICの資金協力を求めた。またJBICとベトコムバンクは2013年、日本の中小企業進出に関する支援などで提携している。