上期GDP伸び率、6.76%=世界経済減速と豚コレラで鈍化-4~6月期は6.71%

 【ハノイ時事】ベトナム統計総局は6月28日、今年1~6月期の実質国内総生産(GDP)伸び率が前年同期比6.76%(推計)だったと発表した。安定成長を持続したものの、世界経済の減速傾向に加え、国内では家畜伝染病アフリカ豚コレラのまん延が響き、前年同期(7.05%)を下回った。

 同時に発表した4~6月期の伸び率は6.71%(推計)となった。
 統計総局は、欧州や一部の新興国経済の先行きが不透明な上、原油価格の上昇が不安要因と指摘。国内景気は引き続き堅調で、物価も安定推移しているものの、国際環境を受けて主な輸出品目の増勢は一段落としている。また、アフリカ豚コレラと天候不順による農業への影響や、公的支出の執行の遅れにも懸念を示した。
 1~6月期の部門別の伸び率を見ると、主力の製造・加工業は11.18%と2桁増を維持。工業製品の輸出は携帯電話・部品、電子部品・コンピューター、衣料品などの増加が目立つ。
 建設は7.85%、卸・小売りも8.09%と引き続き好調だった。農業が1.30%と小幅な伸びにとどまる一方、輸出拡大を背景に水産業は6.45%となった。