1位ベトコム、2位ヴィエティン変わらず=ベトナムの商業銀行トップ10-地元調査会社

 ベトナムの調査会社ベトナムリポートはこのほど、財務能力や信頼性、顧客満足度に基づき各商業銀行を評価、ランク付けした「2019年ベトナム商業銀行トップ10」を発表し、ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)とヴィエティンバンクを前回(2018年版)と同様、それぞれ1位、2位にランクづけた。ベトナム紙ベトナム・ニュース(電子版)などが伝えた。

 3位は、前回4位だったテクコムバンクが入り、前回3位だったベトナム投資開発銀行(BIDV)は4位に下がった。5位以下はミリタリーバンク、VPバンク、アグリバンク、アジアコマーシャルバンク、ティエンフォン(TPバンク)、サイゴンハノイ銀行(SHB)が順に続いた。また、18年版と比べ、サコムバンクが外れ、新たにティエンフォンが入った。
 ベトナムリポートは、この2~3年における銀行部門の成長傾向について、「フィンテック技術の急速な浸透とオンラインショッピングの拡大が顧客の行動に変化をもたらした」と指摘した。ベトナム国家銀行の統計でも、今年第1四半期(1~3月)の銀行カードを通じた取引件数が前年同期比18.45%増だったのに対し、インターネットプラットフォームを通じた決済は同66%増加し、携帯電話を使った支払いは件数が97.75%増、金額は232.3%も増加したことが分かっている。
 ベトナムリポートの調査によると、調査したすべての銀行が、政府の目指すキャッシュレス経済の発展に向けてフィンテック企業との協力を計画していた。ただ、専門家らは、金融分野におけるフィンテックの急速な発展の悪影響に懸念も表明している。投資には多額の資金と人材が必要で、多くの銀行にとって大きな負担となるほか、顧客情報の保護も課題となっている。(時事)