ベトナム保険業界、19年上半期も好調維持=上半期の売上高、24.35%増

 ベトナム財務省保険監督局はこのほど、国内の保険業界は2019年上半期(1~6月)の売上高が前年同期比24.35%増の約71兆1500億ドン(約3557億5000万円)となり、引き続き好調を維持したと報告した。ベトナム紙ベトナム・ニュース(電子版)などが伝えた。

 同局のファム・トゥ・フオン副局長は、先ごろハノイで行われた会議で、保険業界は高い成長率を維持しただけでなく、総資産額が同19.01%増の423兆4200億ドン、保険各社の再投資が同26.17%増の約342兆8700億ドン、顧客への保険金の支払いは同19.61%増の総額18兆6500億ドンとなったと述べた。
 同局のフン・ゴック・カイン局長によると、保険業界は今年20%の成長率を目標としており、下半期も引き続き保険市場の透明かつ安全で効率的な発展に向けた政策・制度改革に取り組み、目標の達成を目指す。
 また、同局はベトナムも加盟する包括的および先進的な環太平洋連携協定(CPTPP)など各自由貿易協定におけるベトナムの公約に従い、改正保険事業法の完成に注力するほか、マイクロ保険、自賠責保険、自然災害保険などに関する政策を策定し、政府に提出する。
 専門家らは、高度経済成長と生活水準の向上を背景に、ベトナム保険業界は今後も年10~20%の成長率を維持するとみており、多くの銀行も銀行窓口での保険販売(バンカシュアランス)の販売増に期待している。ベトナムは、保険料が平均30ドルと世界平均の595ドルや東南アジアの平均74ドルと比べて非常に安いため、成長の余地が大きいと考えられている。
 同局によると、ベトナムには30の損害保険会社と18の生命保険会社、二つの再保険会社、14の保険仲介会社の計64社があり、850の損保商品と450の生保商品を販売している。(時事)