来年の関税収入、44兆ドン減少=発効済みFTAで

 ベトナム財務省は、同国がこれまでに締結し、発効した合わせて12の自由貿易協定(FTA)により、2020年には関税の税収が43兆9600ドン(約2198億円)減少すると見込んでいる。オンラインメディアのザンチーが報じた。相手国・地域の関税減免でベトナム製品の輸出増が期待される半面、ベトナム側も税収の落ち込みが避けられない状況だ。

 この推計には、先月30日に署名した欧州連合(EU)とのFTA(EVFTA)の影響は盛り込まれていない。減少額がさらに拡大する可能性がある。
 世界貿易機構(WTO)に加盟した後、ベトナムは計16の国・地域とFTAで交渉を行い、商工省によれば、現在12のFTAが運用されている。
 財務省のルー・マイン・トゥオン輸出入税部長は、EVFTAに伴う税収の増減を算出できていない。政府として状況を見極めた上で、輸入割当枠の設定や税収への影響額を算出し、必要な政策を取る考えを示した。(ハノイ時事)