履物輸出、好調に推移=CPTPPが後押し

 ベトナムの履物輸出が好調に伸びている。ベトナム皮革・履物・カバン協会(レファソ)の統計によると、2019年上半期(1~6月)の履物輸出額は前年同期比14%増の約90億ドルとなった。環太平洋パートナーシップに関する包括的かつ先進的協定(CPTPP)の発効がプラスの効果をもたらしたと考えられる。オンラインメディアのベトナムネットなどが伝えた。

 レファソのジエップ・タイン・キエット副会長によると、ベトナムは履物の生産および輸出で世界的な拠点の一つであり、多くの外国投資を呼び込んだ。同ファン・ティ・タイン・スアン事務局長は、CPTPPの発効により、加盟各国への履物輸出が今年は10~15%増加すると予想している。
 また、米国が中国およびインド製の履物に対する優遇措置を撤廃したことも、ベトナムの履物輸出にプラスに働いている。18年、米国の履物輸入は約24億足で約263億ドルだったが、このうちベトナム製品が中国に次いで全体の22%(57億ドル)を占めた。
 レファソのキエット副会長は、米中貿易摩擦が投資の流れを変えたと指摘。現在、ベトナムは中国に次ぐ世界2位の履物輸出国で、年間10億足以上を輸出している。(時事)