原産地証明・品質向上が必至=農産物の輸出拡大-FTA・TPPで

 ベトナムの農産物は、これから署名・発効する自由貿易協定(FTA)によって多くの国への輸出が期待されている。ただ、FTAなどが定める原産地証明や品質向上といった課題を克服するのが課題だ。サイゴン・タイムズ紙(電子版)が伝えた。

 包括的および先進的な環太平洋連携協定(CPTPP)に伴うベトナム農産物の可能性と課題を話し合うワークショップが、このほど開かれた。ベトナム投資開発銀行(BIDV)のカン・バン・ルック主任エコノミストは、CPTPP加盟によって、ベトナムの農産物輸出業者は、特恵関税制度の恩恵を直ちに受けることができると語った。
 関税削減の一方で、CPTPP加盟国からの原産地証明や品質に関する厳しい要求に応える必要がある。ここ数年、ベトナムはコメ、コショウやコーヒーなど多数の農産物を輸出してきた。ルック主任エコノミストは、その中で地元企業は、安全な農産物の生産と原産地を容易に確認できる仕組みを作るための取り組みを強化するべきだと付言した。
 また、別のBIDV研究者は、CPTPPを最大限、活用するために、国際市場の情報を取り入れることが重要と指摘した。国際市場への参入に向け、産品の多様化、自社ブランドの確立を急がなければならないと語った。(ハノイ時事)