19年成長率、6.96%と予想=FDI増、FTAが貢献-調査機関

 有力調査機関のベトナム経済・政策研究所(VEPR)は11日、四半期ごとのマクロ経済リポートを公表し、グエン・ドク・タイン所長は2019年のベトナムの国内総生産(GDP)伸び率が6. 96%と、高い成長率になると予想した。ハノイタイムズ紙(電子版)が伝えた。

 ベトナム政府は19年のGDP伸び率目標を6.78%としており、タイン所長は目標は達成できるとした上で、米中貿易摩擦を受けた外国直接投資(FDI)の流入増が成長に貢献すると指摘。加えて、包括的および先進的な環太平洋連携協定(CPTPP)、欧州連合(EU)・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)といった自由貿易協定により、19年の残り数カ月に成長の余地が生まれるとの見方を示した。
 ただ、多くの専門家や国際機関は慎重に見ている。銀行業界の専門家、カン・バン・ルック氏はベトナム経済が18年のような高成長を繰り返すことはなく、19年は6. 6~6. 7%になると述べた。また、世界銀行の最新リポートも6.6%への鈍化を予測、国際通貨基金(IMF)は6.5%への「ソフトランディング」との見方を示している。(時事)