米中摩擦で高い能力の人材需要旺盛に=多国籍企業が事業拡大

 スイス系人材サービス大手アデコ・ベトナムによると、米中貿易摩擦に伴う事業のベトナム移管や新興企業の増加などにより、第3四半期はベトナムで高い能力を有する人材の需要が、前期に続き旺盛になりそうだ。サイゴン・タイムズ紙(電子版)が伝えた。

 米中摩擦を受け、多くの多国籍企業がベトナムでの事業拡大や、中国の製造拠点に代わる製造チェーン構築を図っており、求人需要が高まっている。一方で、金融とITを融合したフィンテック企業や新興企業も増えている。アデコ・ベトナムのホーチミン支店長、レ・グエン・ゴック・タイン氏は、販売、マーケティング、オペレーションなどの分野の人材需要が高まっているとみる。
 このため同社は、第3四半期の採用状況も活況が見込まれ、多国籍企業は製造業分野の中から技術職や他の社員の候補を求めると予想。また、フィンテック企業にとっては、ビジネス情報、データ・エンジニアリングなどの分野の経験を有する人材の候補探しが最大の優先事項だとしている。(時事)