今年上期の貿易黒字、15.9億ドル=米中摩擦背景に

 【ハノイ時事】ベトナム税関総局によると、今年上期(1~6月)の同国の貿易収支は15億9000万ドルの黒字だった。ベトナム紙トイチェ(電子版)が伝えた。長引く米中貿易摩擦が背景にあるという。

 上期の輸出は前年同期比7.2%増の1225億3000万ドル。米国向けが27.4%と大きく増えたほか、韓国向けも16.8%伸びた。韓国のサムスン電子製を中心としたスマートフォンが最大の輸出品目で、3.9%増の235億ドルだった。
 ただ、米国は最近、韓国、台湾からいったん出荷された後、米国に輸出されたベトナムの一部鉄鋼製品に高関税を課すと発表。米中貿易摩擦の恩恵を受けるベトナムに厳しい視線を投げ掛け始めており、今後の対米輸出に影響が出る可能性がある。
 6月の貿易収支は19億3000万ドルの黒字。輸出は前月比2.2%減の214億3000万ドル、輸入は15.9%減の194億9000万ドルだった。