外国人の定期預金開設で中銀が説明=余資取り込み図る

 オンラインメディアのザンチーはこのほど、ベトナムに住む外国人が国内銀行に開設する預金口座に関する規制について、ベトナム国家銀行(中央銀行)による説明内容を伝えた。定期預金口座の開設を認める銀行がある一方で、貯蓄預金口座の開設は認めないとする銀行があり、混乱が生じたためだとみられる。

 それによると、5日に発効した国家銀通達「48号」に基づき、外国人個人預金者による貯蓄預金口座開設を認めないとした銀行があった。同通達では、ベトナム人だけが貯蓄預金口座を開設できるという。しかし、同日発効の通達「49号」では、6カ月以上在住の外国人は国内銀行に定期預金口座を開設できるなどとしている。
 国家銀によると、改正された金融機関法では「貯蓄預金」と「定期預金」は別の預金。外国人の貯蓄預金についての規制は変わっていないため、定期預金に関する別の通達を交付する必要があったという。
 現在、ベトナム国内のドン建て預金金利は5~8.5%程度となっており、ドル建て預金金利の2.5%程度と比べて大幅に高い。また、HSBC銀行が公表した海外在住者に関する調査リポートによると、ベトナムは高収入が期待できるとして外国人にとっての居住国の人気でトップ10にランクされた。このため国家銀は、通達「49号」でベトナム在住外国人の余資取り込みを図ったとみられている。(時事)