FDIの選択、慎重に=ズン計画投資相

 ベトナムのグエン・チー・ズン計画投資相は、このほど行われた計画投資部門の会議で、今後は海外からの外国直接投資(FDI)を慎重に選択する考えを表明した。ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)などが伝えた。

 ズン計画相は、「古い技術を使用」「エネルギーを過度に消費」「環境汚染を招く危険性が高い」「原産地偽装が疑われる」などの事業は今後認可しないと言明。経済発展とFDI誘致で課題に直面している地方には、「大量の労働者を使う事業の認可は認めるが、環境に優しい技術の採用と省エネ努力を求める」と述べ、投資家への優遇措置の付与は慎重に行うよう要請した。
 今月初め、グエン・スアン・フック首相は、原産地偽装や不正な商取引の取り締まりを強化する計画を承認した。フエ副首相も、原産地偽装対策に妥協はないと強調し、計画投資省に投資許可証および原産地証明書の発行機関への検査強化を求めた。
 統計総局の統計によると、2019年上半期(1~6月)にベトナムが誘致した新規FDI事業は1700件超で前年同期比26.1%増加したが、登録資本金は総額74億1000万ドルで37.2%減となった。中国と香港からの直接・間接投資は急増し、17年の37億ドルや18年の58億ドルをはるかに上回る75億ドルに上った。(時事)