18年、ベトナム企業のM&Aで韓国が最多

 オンラインメディアのVNエクスプレスなどによると、2018年~19年上半期(1~6月)にベトナムで行われたM&A(企業の合併・買収)は韓国企業・投資家が最も多かった。

 これは、「ベトナムM&A(企業の合併・買収)フォーラム(MAF)2019」の組織委員会が23日にハノイ行った記者会見で、組織委員長のレ・チョン・ミン氏が報告したもの。同氏によると、2018年、韓国企業・投資家は金融や技術、不動産、消費財の各部門を中心に総額22億ドルのM&Aをベトナムで実施し、国別トップだった。
例えば、SKグループはベトナム消費財大手マサングループの株式9.5%を4億7000万ドルで取得。ハンファグループは子会社のハンファ・アセット・マネジメントを通じてベトナムの複合企業ビングループの株式6%を4億ドルで取得した。また、韓国の複数の投資家の資金を管理する資産運用会社のアサムベトナムは、ベトナムの投資貿易企業のTNGに2000億ドンを出資した。
 19年も、SKグループが5月に約10億ドルを投じてベトナムの複合企業ビングループの株式6.15%を取得し、KEBハナ銀行も最近、ベトナム投資開発銀行(BIDV)の新株を約20兆ドン(約8億8500万ドル)で取得すると発表した。これによるハナ銀のBIDV株保有率は15%になるという。
 これまで、ベトナム企業に対するM&Aには、シンガポールや香港、タイ、日本の投資家も熱心だった。特に、タイ企業は、タイビバレッジが47億8000万ドルを投じてベトナムのビール最大手サベコの株式53.59%を取得したほか、小売り大手のビッグCやグエンキム、建材のプライムグループ、ビンミン・プラスチックやティエンフォン・プラスチックなどもタイ企業が買収するなど最も目立っていた。しかし、18年は韓国が逆転した。
 18年、ベトナムで行われたM&Aは76億4000万ドルだった。19年上半期(1~6月)は約54億3000万ドルで、通年では17年比11.8%減の約67億ドル程度になる見通し。(時事)