ベトナム海運業界、1~6月の貨物輸送量16%増=船舶数の減少に懸念も

 ベトナム海事局によると、近年ベトナム海運業界は堅調な成長を続けており、2019年上半期(1~6月)の輸送量は前年同期比16%増の8100万トン超となった。ただ、総船舶数は2018年の1600隻余りから現在は1568隻に減少し、総トン数は約480万GT、総載荷重量は約780万DWTとなっており、エコノミストらは「国内の貨物輸送需要の100%に対応するとの目標達成が厳しくなる」と懸念している。国営ベトナム通信(VNA)などが伝えた。

 コンテナ船は13年の19隻から19年は39隻に増えており、建造からの経年も平均15.6年と世界平均を下回る。海事局の統計によれば、今年1~6月の国内各港湾の貨物取扱量は前年同期比13%増の3億0880万トンで、このうちコンテナ貨物は3%増の910万TEU(20フィートコンテナ換算)だった。
 一方、内陸水運については、海事局の幹部によると、内陸水運開発計画(2015~20年)で5000トン以下の船舶開発を推奨しているにもかかわらず、実際に多く建造されたのは2万トン以上の船舶だった。しかもこのクラスの船舶を収容できる内陸水路港はないため、大型船は港湾から別の港湾へ貨物を輸送するのみで、内陸水運の発展や造船業、船員の育成にも影響している。(時事)