シンガポール配車大手グラブ、ベトナムのスタートアップ企業に関心

 ベトナムのオンラインメディア、ハノイタイムズなどによると、シンガポールを拠点とする配車サービス大手のグラブが、インドネシアやマレーシアに加えベトナムのスタートアップ企業に注目している。潜在的な投資機会の多さが背景。

 技術分野の新興企業を育成する「グラブベンチャーズ」の投資部門トップ、クリス・ヨー氏よると、グラブは毎年2~4社のベトナムを含む東南アジアのスタートアップ企業に対する投資を計画している。投資対象は「モビリティ」「金融サービス」「食品」「物流」「人工知能・機械学習」の5分野に設定した。
 ベトナムで起業セミナーを展開するトピカ・ファウンダー・ インスティテュート(TFI)によると、2018年のベトナムのスタートアップ企業への出資件数は92件で前年と変わらなかったが、出資総額は約3倍の8億8900万ドルに達した。向こう3年間は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドやテマセクといった世界的ベンチャーキャピタルから多額の出資が見込まれる。
 ベトナム計画投資省によると、ベトナムのスタートアップ企業は2012年の400社から15年には1800社に増加し、17~18年には3000社を超えた。FPTやベトテル、ビングループ、CMCなど多くの大手企業が起業家向けサポートプログラムを設立しており、ベンチャーキャピタルファンドは40社を超えた。(時事)