バンカシュアランス、銀行サービス部門の主力に=保険会社と利益合致

 銀行が保険会社と提携して保険商品を販売する「バンカシュアランス」事業が拡大し、銀行サービス部門の主力に成長している。提携により保険会社は銀行の多くの店舗網を利用でき、銀行も顧客に多様な商品を提供でき、保険を融資とセット販売することで損失リスクを低減できるなど、両者の利益に合致したことが事業拡大につながっているという。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。

 軍事銀行では、2019年上半期のサービス収入は前年同期から86%大幅増の1兆8100億ドン(7768万ドル)に達した。この主な要因はバンカシュアランス事業で、同事業はサービス事業の利益の約60%を稼ぎ出した。TPバンクでも、バンカシュアランス収入が19年第1四半期にサービス収入の31%と、前年同期の17%から大幅に高まり、同事業の利益は5倍増となる860億ドンに増えた。
 また、ベトナム国際銀行(VIB)は米保険大手プルデンシャルと提携していることもあり、同社ベトナム法人がバンカシュアランスで販売する商品の75%あまりを引き受ける。VIBの19年上半期のサービス部門利益は142%の大幅増で7640億ドンとなった。このほか、アジア商業銀行(ACB)も19年上半期にバンカシュアランスによる大幅な増益を見込んでいる。
 サイゴン証券のアナリストは、銀行を通じた保険料徴収額が19年は30~40%増えると予想。バンカシュアランスは全保険料収入の14%を占めるなど、保険販売で最も選ばれる販売チャンネルの一つになるとみている。(時事)