ベトナムで管理職、産業不動産への需要増大=米中摩擦や外国投資増受け-ナビゴス調査

 ベトナムの求人サービス大手ナビゴス・グループはこのほど、今年第2四半期の企業求人動向や産業用不動産市場に関するリポートを公表した。この中で、米中貿易摩擦やベトナムへの外国直接投資の流入増加を受け、企業の上級管理職採用ニーズが高まっており、中国からベトナムへの生産シフトに伴い産業用不動産価格の上昇もみられると指摘している。ベトナム・エコノミック・タイムズ紙(電子版)が伝えた。

 リポートによると、ここ6カ月間に工場建設向けに流入した外国投資資金が産業用不動産価格を押し上げ、多くの企業が事業を拡大したことで産業不動産の賃貸需要も高まった。商業用不動産分野そのものに投資する外資系企業もこの分野の開発を強く刺激している。不動産への需要はハノイ、ダナン、ホーチミンといった主要都市だけでなくクアンニン省、タインホア省、ハイフォン市などでも高まった。
 投資拡大に対応して新規雇用したり、退職社員を補充したりするため、企業の人材需要は今後も安定して続くとみられている。また、外国の人材あっせん専門家はエンジニアリング、不動産の運営管理などの人材引き抜きを狙っている。リポートは、ここ6カ月間の中国からベトナムへの工場移転の波や製造業部門への外国投資流入水準について、生産向け補助化学薬品業界で第2四半期の採用需要が前期比3倍超に増大したことを紹介している。(時事)