自動車販売、25年に100万台=商工省が予想

 オンラインメディアのVNエクスプレスによると、ベトナム商工省は最新リポートの中で、国内の自動車販売は今後5年間で3倍以上増加し、2025年に100万台に達する可能性があると予想した。同省はこれについて、1人当たりの国内総生産(GDP)の増加により、バイクから自動車への切り替え需要が高まっている点を指摘した。

 商工省によると、ベトナムは18年の1人当たりGDPが前年比8.3%増の2587ドルとなった。また、乗用車販売台数はこの5年間、年30~40%増加している。ただ、自動車部品の国内調達率はトラックとバスが40~55%、乗用車は7~10%と依然低水準で、大半が複雑な技術を必要としない安価なものであるため、多くを輸入に依存している。
 国内の自動車部品メーカー1800社のうち、多国籍企業のサプライチェーンに参加できる能力のある企業は300社にとどまる。そのため、商工省は国産の自動車部品に対する特別消費税の撤廃を検討しており、電気自動車(EV)の生産と消費を促進するため、EVに対する税制上の優遇措置も検討している。
 ベトナムは昨年、国内生産車を促進するため、完成車の輸入を規制する政令を公布し、その結果、自動車輸入は約20%減少した。一方で、複合企業ビングループ傘下のビンファストが10月に2モデルを発表し、ベトナム初の本格的な自動車メーカーとなった。
 ベトナム自動車工業会(VAMA)によると、18年のベトナムの自動車販売台数は前年比6%増の28万8683台で、このうちの68%が乗用車だった。(時事)