スマートフォンと関連部品の輸出収入、273億ドルに=今年1~7月、前年比3.1%増

ベトナム統計総局によると、今年1月からの7カ月間で、スマートフォンとその関連部品の輸出収入が272億9000万ドル(約2兆9000億円)に達した。前年同期比で3.1%増加し、製品別の輸出収入ランキングでトップに立った。ただ、7月単独では38億ドル(約3900億円)にとどまり、前年同期比1.9%の減少だった。

写真㊤=今年1~7月のスマートフォンとその関連部品の輸出収入は、272億9000万ドルに達した(イメージ)

2019年上半期では、スマートフォンと関連部品の輸出収入は234億9000万ドル(約2兆5000億円)に上り、ベトナムのすべての輸出製品の中で最も高かった。この数字はベトナムの総輸出収入の19.1%を占め、前年同期比で3.9%伸びた。

輸出先としては、米国が最大の市場であり、2019年上半期の輸出収入は41億ドル(約4300億円)。前年同期と比較して81.76%急増した。また、第2の輸出先は韓国で23億7000万ドル(約2500億円)、第3はUAEで22億5000万ドル(約2400億円)だった。

ただ、世界的にみて、今年上半期のスマートフォンと関連部品の輸出は減少傾向にあり、7割近くの市場が輸出収入を減らした。最も収入が減ったのはカンボジアで99.66%の減少、コロンビアは34.67%の減少だった。