観光大手3社、20年末までに株式会社化

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相がこのほど署名した決定によると、2020年末までに株式会社化する国有企業93社のリストに、サイゴンツーリスト、ベンタイン・グループ、ハノイツーリストの旅行会社大手3社が含まれた。オンラインメディアのベトナムプラスなどが伝えた。

 このうち、サイゴンツーリストは1975年の設立で、8社の旅行サービス会社、ホテル54件、リゾート施設13件、28件のレストランを運営し、国内企業50社超と外資系合弁会社9社に出資している。
 2018年の旅行客の取り扱いは前年比14.8%増の292万人、ホテルの平均客室稼働率は17年の64%から68%に上昇し、売上高は前年比7%増の約6兆7000億ドンとなった。ただ、税引き後利益は15%減の9830億ドンに落ち込んだ。総資産額は18年末時点で11兆9000億ドン、資本金は7兆ドンだった。
 ハノイツーリストは1963年の設立で、2010年に有限会社に移行した。傘下には、ハノイ・ツーリスト・トラベルやハノイ・サービス・アンド・ツーリズム、ハノイ・ウエストレイク・パークを運営するハノイ・エンターテインメント・サービス・カンパニーなど、約40社がある。また、ハノイの主要な各地域で賃貸オフィスを運営し、ハノイで最も有名な5件の五つ星ホテルをはじめ複数ホテルの株式を保有している。
 18年の売上高は前年比26%増の7070億ドンだとなったが、税引き後利益は同13%減の2250億ドンにとどまった。18年末時点の総資産は3兆7000億ドン、資本金は2兆7000億ドンで、依然360億ドンの累積赤字を抱えている。
 ベンタイン・グループは、1997年12月設立。観光、貿易、不動産、工業生産の計4分野で32社に投資している。ベンタインジュエリーや自動車販売会社のサイゴン・ゼネラル・サービス(サビコ)などが有名。また、25のホテルやリゾートを所有している。
 18年の売上高は前年比62%増の3850億ドン、税引き後利益は同38%減の1750億ドンだった。(時事)