消費者ローン、スマホアプリで提供=短時間で融資、地方在住者に便利

 ベトナムで消費者信用市場が年率20~30%の高成長を見せる中、金融会社は店舗網の拡大という従来のビジネスモデルではなく、スマートフォンのアプリを使って顧客を獲得している。オンラインメディアのベトナムネットが伝えた。

 大手証券会社によると、ベトナムの消費者金融市場規模は2016年の646兆ドンから19年には1000兆ドンへと急拡大している。現在、18社がこの分野で事業を行っており、うち6社は外資系企業だ。しかし、融資残高全体に占める消費者ローンの比率は11.4%にすぎず、今後さらに拡大の余地がある。
 こうした中、EVNファイナンス傘下のイージー・クレジット社は、無担保ローンの提供をモバイル・メッセージアプリの「ザロ(Zalo)」を通じて提供開始した。これに先立ちイージー・クレジットは、ザロを通じて顧客ケアサービスの提供も始めている。イージー・クレジットのグエン・マイ・ロン最高経営責任者(CEO)は、ザロ経由のサービスにより、特に地方に住む顧客が信用の置ける機関から借りることを容易にし、法外な高金利を取る悪徳業者へのアクセスを減らすことができると話している。
 また、ホームクレジット社は今年5月、スマホ経由で現金を貸し出すアプリを発表。利用者はわずか2分の手続き時間で、1000万~2000万ドンをその日のうちに借りられる。2億ドンを借りるのにも、要する時間は10分程度だという。
 一方、FEクレジット社は、スマホなどを使った融資アプリ「スナップ」を開発。自動認識の仕組みと組み合わせることで顧客はオンラインローンの手続きの際、画像や書類などを送ることができる。(時事)