輸入車規制の政令、今後も維持=国内生産保護狙い-商工省

 ベトナム商工省はこのほど、国内自動車産業を保護するため2018年初から導入している輸入車規制政令を、今後も維持する方針を決め首相に報告した。オンラインメディアのVNエクスプレスが伝えた。

 同政令は完成車輸入に対し原産地証明、安全性試験、品質などで厳しい条件を課すもので、国内の生産、組み立てを保護する上で重要な役割を果たしている。政令施行により、18年上半期の国内生産は10%増え、同年通年の国内組み立て台数は輸入車の3.72倍と、17年の2. 5倍から比重を高めている。また、ベトナム自動車工業会(VAMA)によると18年上半期の輸入車台数はほぼ半減した。
 しかし、18年初に発効した東南アジア諸国連合(ASEAN)物品貿易協定(ATIGA)により、域内諸国で生産された自動車の輸入関税が撤廃された。国内生産の輸入に対する比率は19年上半期には1.74倍まで縮小している。このため商工省は、首相への報告で「何らかの国内生産者保護策が必要であり、経済がますます広範に国際統合される中、国内自動車産業発展のため輸入は適正水準にとどめるべきだ」としている。(時事)