19年のベトナム銀行利益、伸び鈍化へ=自己資本比率規制・不良債権負担に-大手証券

 証券大手のベトドラゴン証券はこのほど、銀行業界の2019年の収益見通しに関するリポートを公表した。この中で、堅調な収益が見込まれるとしながら、自己資本比率規制や不良債権処理への引当金などの負担が増す結果、利益の伸びが鈍化するとの見通しを示している。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。

 リポートは、ベトナム国家銀行(中央銀行)が銀行自己資本の拡充を目的に、中・長期貸し出しに振り向けられる短期資金の比率上限を、19年に45%から40%に引き下げたことを指摘。また、銀行が力を入れる消費者信用市場で競争が激化していることも、利益の伸び低下につながるとしている。
 高リスク債権の不良化に備える引当金の積み増し水準が高いことも収益を圧迫している。特に、不良債権が買い取り機関であるベトナム資産管理会社(VAMC)に移管されたままのベトナム投資開発銀行(BIDV)、ベトナム工商銀行(ヴィエティンバンク)、VP銀行、TP銀行、HD銀行といった銀行で利益率低下の要因になるとしている。(時事)