中銀、主要政策金利を0.25%引き下げ=約2年ぶり-16日実施

 【ハノイ時事】ベトナム国家銀行(中央銀行)は13日、主要政策金利を0.25%引き下げると発表した。国内景気を下支えするのが狙いで、実施は16日。2017年10月以来、約2年ぶりの利下げとなる。

 短期有価証券を担保とした金融機関への貸出金利で主要政策金利となるリファイナンス金利は6.25%から6%に変更される。公定歩合は4.25%から4.00%に下がる。銀行間取引での翌日物金利は7.00%(従来は7.25%)、公開市場金利(オペ)金利は4.50%(同4.75%)となる。
 ベトナム中銀は、「最近、世界経済が不安定な推移をたどる中、米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)を含めた多くの中央銀行が政策金利の引き下げに動いてきた」と説明。ベトナム中銀として、ベトナム経済が引き続き安定しているとの判断を示しつつも、金融緩和を通じてインフレの抑制と為替市場の安定などを目指す姿勢をにじませた。
 ベトナム・ニュース紙によれば、市場関係者らはベトナム中銀の利下げ決定を好意的に受け止めている。銀行・金融業界に詳しいカン・バン・ルック氏は、「年初以降、世界の約40カ国・地域の中銀が金融緩和に動いてきたようだ。FRBは7月に約10年ぶりの利下げに踏み切っており、今月も追加利下げを決めるだろう」と予想した。さらに、ベトナムではインフレ率が低く、為替相場も比較的安定しているため、利下げによるドン相場などへの影響はあまり大きくないとの見方を示した。