1~8月のODA執行率、10%にとどまる=手続き加速など求める-ズン財務相

 ベトナムで公共事業執行の遅れが深刻化しており、特に海外からの政府開発援助(ODA)を使った事業で遅れが目立っている。ディン・ティエン・ズン財務相は先ごろ開いたオンライン会議で、事業計画や資金配分、用地買収の遅れなどを背景に挙げ、関係当局に手続きの加速などを求めた。ベトナム・ニュース紙(電子版)の報道。

 ズン財務相が会議で示したところによると、2019年1~8月のODA執行額は6兆ドン(2億5800万ドル)と、年間目標である60兆ドン(25億ドル)の10%にとどまっている。公共投資全体でも執行額は6兆2000億ドンで、国会が設定した年間目標の37%にとどまった。
 執行が遅れている個別のODA事業としては、ハノイ市内のホアン・クオック・ベト-グエン・バン・フエン通り交差点の陸橋、ザイフォン通りトンネル、ホーチミン市のベンルック-ロンタイン高速道路などが挙げられている。
 ズン財務相は、ODA執行率は14年以降低下しており、18年は11. 2%と11~14年期間の半分程度に下がったとして改善の必要性を強調した。また、8月にはグエン・スアン・フック首相が関係省庁や地方当局に対し、執行を早めるよう指示。規則に違反し執行を遅らせた個人や機関には、厳しい罰則を科す考えを表明している。(時事)