電力需要拡大で21年から天然ガスの輸入必要に=商工省

ベトナム商工省石炭・石油局のフン・バン・シー氏は、このほど開かれた会合で、電力需要拡大に対応するためには、液化天然ガス(LNG)を輸入せざるを得ないとの見方を示した。2021~25年には年間10億~40億立方メートル、26年以降は年間60億~100億立方メートルの輸入が必要になる見込み。オンラインメディアのVNエクスプレスが報じた。

 背景には、国内の天然ガス生産能力(現在は年間80億立方メートル)が23年から減少し始めるとみられていることがある。
 同省電気・再生可能エネルギー局のドアン・ホン・ハイ氏によれば、ベトナムはガス火力発電能力を現在の7200メガワットから30年までに1万9000メガワットまで引き上げる計画だ。そのためには年間220億立方メートルの天然ガスが必要になり、その50%を輸入に頼ることになる。
 ベトナムでは、急速な経済成長で電力需要が拡大している一方で、水力発電能力はほとんど限界の状態であり、石油・ガス・石炭の備蓄も低水準だ。
 商工省は今年6月、多くのプロジェクトの遅れにより、早ければ来年にも電力不足に直面する恐れがあると発表していた。(時事)