ビングループやビナミルクなど7社 10億㌦超企業ベスト200

フォーブス・アジアの「売上高10億㌦超企業ベスト200」に、不動産大手のビングループや携帯電話大手のモバイル・ワールド・インベストメント(MWF)など国内企業7社がランキング入りした

写真㊤=企業価値ではベトナム企業で2番目につけた乳製品大手のビナミルク

ランキングは、アジア太平洋地域の3200社のうち、直近の会計年度で10億㌦を超える企業から選んだ。赤字になったり、過去5年で売上高が下落したりした企業は除外したうえで、5年間の売上高の平均値や資本金収益率など10を超える基準をもとに算出した。

他にランキング入りしたのはベトジェット航空(ベトジェット・エア)▽ベトナム・デイリー・プロダクツ(ビナミルク)▽マサングループ▽サイゴンビール・アルコール飲料総公社 (Sabeco)▽ベトナム・テクノロジカル・コマーシャルバンク(Techcombank)の5社。

ベトナム最大の民間企業グループ、ビングループは売上高が36%増の52億9500万㌦(約5660億円)、企業価値は170億㌦(約1810億円)で7社中いずれもトップだった。

以下、売上高はMWFが37億5800万㌦(約4020億円)、ベトジェット・エアが23億2800万㌦(約2490億円)の順。企業価値はビナミルクが90億7600万㌦(約9710億円)、Sabecoが77億3400㌦(約8270億円)の順だった。

ベトナム企業中トップとなったビングループだが、フォーブス・アジアは、「自動車生産業進出にともなう投資の増加で、純益は15%ダウンとなっている」と経営状態について説明した。