労働総同盟、労働法改正案を公表=退職年齢引き上げは対象ごと慎重に

 ベトナム労働総同盟は7日、労働法改正案を公表した。サイゴン・タイムズ紙(電子版)がタインニエン紙の報道として伝えた。退職年齢の引き上げをグループごとに分けて考え、対象を限定するよう主張している。

 労働総同盟は、女性の退職年齢を58歳にするよう提案した。政府の現在の改正案は退職年齢に関して、男性が62歳、女性は60歳としている。
 労働総同盟は、労働力不足に直面する多くの国で退職年齢を引き上げる傾向が見られると分析した。ベトナムは現在、失業率が年2%程度で就労年齢の若者が多い「黄金期」にあり、毎年約120万人が労働市場に入ってくる状況だ。
 ベトナムでの高齢化を踏まえると、退職年齢の引き上げは若年労働者の雇用を十分に確保しつつ、労働者の健康と退職希望を尊重する形で慎重に検討することになる。製造業やサービス業の労働者のほか、幼稚園の先生などの特別な職種、芸術関係者の退職年齢引き上げは、慎重に検討する必要があるという。
 労働総同盟は、対象や職種に応じて退職年齢の引き上げを決めるべきだと提案。健康問題などを抱える場合には通常よりも最大10歳若い早期退職の可能性を認めるよう求めている。(ハノイ時事)