飲料大手THP、提携先を模索=30億ドルの投資必要-近隣諸国へ事業拡大狙う

 【ハノイ時事】米ブルームバーグ通信によると、ベトナムの清涼飲料大手タン・ヒエップ・ファット(THP)が、戦略的な提携先を模索している。タイの人気エナジードリンク「レッドブル」に対抗するような商品の開発に向け、30億ドルの投資が必要だとしている。

 THPの創業者チャン・クイ・タイン氏は、国内3工場に5億ドルを投資した後、近隣のアジア諸国に事業を拡大する方針を明らかにした。同社の手掛けるエネジードリンクは甘さを控えめにするなどベトナム人の好みに合わせた商品。レッドブルに対抗するような商品として、アジアでの普及を目指す。

 タイン氏は、「同じビジョンを持った適切な提携先を見つけるのが重要だ」と説明。「商品開発を一緒にできるような業界の知見を備えた相手を探している」と語った。

 THPの売上高に関しては、今後5年で10億ドルに倍増すると見込み、同社の価値が50億ドル相当になっている可能性があるとの見方を示した。戦略的な提携先は、プライベートエクイティーの投資家というよりは流通業界や飲料業界のノウハウを持つ企業だとしている。提携先は、アジアや世界に事業を拡大するため、少なくとも20億~30億ドル投資の投資に前向きであるべきだと述べた。

 1994年創業のTHPは、かつてコカ・コーラからの提携提案を断ったとされている。