1~9月の繊維・衣服輸出は293億ドル=400億ドルの通年目標、達成の公算

 【ハノイ時事】5日付のベトナム・ニュース紙によると、ベトナムの繊維・衣料輸出は今年1~9月に293億ドルとなった。通年では、一部で厳しい状況が見込まれるものの、400億ドルの目標を達成する見通しという。

 国有繊維・衣料メーカー、ビナテックスのカオ・フウ・ヒエウ氏は「顧客の関心が高まってきており、価格も回復してきた」と分析。「来年にかけて市場が好転し、2016~17年に見られたような高水準に戻ることを望む」と語った。
 ヒエウ氏は、ビナテックスの多くのグループ企業が自動裁断や3次元(3D)デザインなどへの投資を進めてきたと説明。ファッション業界では、創造性が非常に大事で、機械が人に取って代わることができない工程があるとの認識も示した。ただ、糸や染色部門は急速な技術進歩で圧力にさらされているという。
 同氏はまた、「国内市場は今年、90億ドル規模になるだろう。世界のトップブランドは既に投資しており、日本のユニクロも近く参入する」と言明。ベトナムの衣料業界は自らの進むべき道を見つける必要があると訴えた。