ベトジェットエア ダナン―羽田直行便の運航を開始

ベトナムの格安航空会社(LCC)、ベトジェットエアは、ベトナム中部のダナン市と、東京の羽田空港を結ぶ直行便を開設し、10月31日に最初の便が運航した。ダナン―羽田間は、同社にとって5本目の日本路線となる。

ベトジェットエアの新路線は、ダナンと東京間を片道約5時間30分で結ぶ。ダナン発の飛行機は現地時間の午後6時10分にダナン国際空港を飛び立ち、羽田空港に深夜1時に到着する。羽田からの便は、深夜2時30分発、午前6時40分ダナン着となる。

運航にあたって、ベトジェットエアのグエン・ドウック・ティン副社長は、「羽田とダナン市を、適切な時間と手ごろな価格で結ぶことができて誇りに思っている」とあいさつ。第1便の乗客らは、就航を記念し、写真撮影などを行った=写真

従来はベトナム国内路線を中心に運行していたベトジェットエアだが、国際線の開拓にも積極的に乗り出しており、日本とベトナム両国間に、大阪(関西国際空港)―ハノイ間など4路線を運航している。今回のダナン便就航で、同市に近い観光都市のホイアン市や古都フエ、産業が盛んなクアンビン省などとのアクセスも、利便性が大きく向上される。

ティン副社長は「今後、ベトナム中部の人々が、ダナン市を経由して、日本、さらにアジアへと、簡単に行けるようになる」と期待を話した。