11月の鉱工業生産指数、5.4%上昇=今年最も低い伸び

 【ハノイ時事】ベトナム統計総局が11月29日発表した同月の鉱工業生産指数は、前年同月比5.4%の上昇だった。鉱業が引き続き低迷したほか、製造業の一部にも減速感が見られ、今年最も低い伸び率となった。

 業種別に見ると、鉱業は原油生産の減少などが響き5.3%低下。製造業は6.5%の上昇で、コンピューター・電子・光学製品は2.1%のプラスにとどまった。電子部品は29.5%上昇と好調を維持したが、通信機器、家電などはマイナスとなった。

 繊維は14.3%、衣服は8.6%、皮革・同製品は18.6%、それぞれ上昇した。自動車は8.2%上昇したが、自動車部品は5.9%低下し、二輪車も5.7%のマイナスだった。電力・ガスは7.5%のプラス。

 1~11月では前年同期比9.3%上昇するなど、全体としては底堅さを維持している。今回、製造業の一部で見られた減速感が一時的なものかどうかを慎重に見極める必要がありそうだ。

 製造業の雇用者数は11月1日時点で、前年の同じ時点に比べ2.7%増えた。外資系企業で4.4%増加したほか、国有企業、民間企業も雇用を増やした。