H&Mベトナム・ダナンに新店舗=世界的な逆風の中、東南アで積極攻勢

 スウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)、スペインのザラ、日本のユニクロなど、最新の流行に合わせた新商品を手軽な価格で次々と市場に投入するファストファッション・ブランド。世界的にファストファッション・ブランドへの強い逆風が吹く中、H&Mは11月28日にベトナム中部ダナンに新店舗をオープンさせ、同国をはじめとする東南アジア市場で積極的に攻勢を掛けている。

 H&Mは2017年9月、ベトナム1号店となる店舗をホーチミン市の中心街にあるドンコイ通りのビンコムセンターに開設。その後、ハノイなどでも店舗網を広げ、2年あまりで8店舗目となるダナンでの開店にこぎ着けた。

 H&M東南アジアのフレデリック・ファン氏はベトナム・インベストメント・レビュー紙(電子版)に、「(ダナンは)ベトナムの経済と観光の大きな拠点で、力強く急ピッチで成長する小売市場でもある」と指摘。複数の店舗を展開している

 ホーチミン市、ハノイと同様に、「将来、ダナンにも多くの店舗を開く計画もまとめている」と語った。1億人に迫る人口規模に比べてベトナムでの店舗が少ないとの認識を示しつつ、「今後もベトナム事業を拡張し続け、H&Mをすべての顧客に選ばれるファッション・ブランドにしたい」と訴えた。

 ファストファッション業界では、米国のフォーエバー21などの経営破綻が業界の苦戦を伝える事例としてよく取り上げられる。H&M、ザラも他社との競争にさらされ、厳しい経営環境を強いられている。(ハノイ時事)