ハノイ都市鉄道2A号線、建設工事完了=仏コンサルの評価開始

 ベトナム運輸省傘下の鉄道プロジェクト管理委員会は、ハノイ都市鉄道(メトロ)2A号線(カットリン-ハドン間)の建設工事が完了し、現在フランスのコンサルティング機関による安全性などの評価作業を受けていると発表した。作業は20日間を予定し、その後、運営会社のハノイ・メトロに引き渡されるという。ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)などが伝えた。

 運輸省によると、同事業は初期設計が粗末だったため、後に修正が必要になった。融資契約の承認にも時間を要し、加えて融資の提供者である中国輸出入銀行がベトナムに事務所を持たないため、支払いに遅延が発生。一方で、事業を請け負った中国の建設事業者が経験不足のため、工事が計画通りに進まなかった。
 さらに事業資金をめぐっては、ベトナム財務省と中国輸出入銀行は2017年5月、中国側が追加融資を行うことで合意したが、支払い条件で意見がまとまったのは18年4月だった。その他、用地収用の遅延や、2008~11年に人件費や建築資材のコスト上昇も響いた。
 ハノイ都市鉄道カットリン-ハドン線は、市内ドンダー区のカットリン駅からハドン区のイエンギア駅までを結ぶ13.5キロで、途中に12の高架駅を設置する。事業費は、当初予定の8兆7000億ドンから18兆ドンに拡大し、開業も当初予定の2016年から大幅に遅れている。(時事)