今年のネット通販市場、130億ドルに拡大も=配達時間など課題

 ベトナム・インターネット通販の市場規模が2020年に130億ドルに達するとの見方が出ている。オンラインメディアのベトナムネットなどによると、業界関係者は、ベトナムで若い世代が多いことやネット契約比率の高さを背景にネット通販市場が大きく拡大すると見込んでいる。

 19年には、複合企業大手ビングループの「アーダイゾイ」、韓国ロッテグループの「ロッテ・ドット・ブイエヌ」などの通販サイトが相次ぎ閉鎖を発表したが、ネット通販市場は引き続き消費者を引きつけているという。
 米グーグルとシンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスなどがまとめたリポートによれば、ベトナムのネット通販の市場価値は現在50億ドル。商工省の白書は、同国のネット通販市場が過去3年間で最も速いペースで成長しているとの見方を示した。
 小売り販売額全体に占めるネット通販の割合は、4.2%で前年比0.6%上昇し、ベトナム経済でより重要な役割を果たしつつある。商工省幹部は、ベトナムのネット通販市場は世界の中で最速ペースで拡大する市場の一つだと指摘。市場の伸びは年率35%で、日本の2.5倍の水準になっていると語った。
 一方、複数の専門家は、ネット通販市場が多くの課題を抱えていると強調。不十分なインフラや配達時間の遅さ、複雑な税関手続き、高いコストなどを問題点に挙げた。商工省の調査では、通販サイト利用者の40%が配達サービスに満足していないと回答している。(ハノイ時事)