ハノイ郊外の商業施設、不振続く=7割が空き店舗の場所も

 ベトナム・ハノイでは、郊外ショッピングセンターの多くが3~5年前に引き渡されたが、出店が進まない状況が続いている。オンラインメディアのベトナムネットによると、数万平方メートルの商業施設が稼働しないままとなっているという。

 ホアイドゥク県のレチョンタン通りのアパートプロジェクトは2016年後半に引き渡しが行われた。五つの区画で、総床面積が2万平方メートルのショッピングセンターとして利用することが計画された。
 運営開始から4年近くが経過したが、商業エリアの7割が空いたまま。プロジェクトの投資家は、売却を目指し、敷地を小規模な店舗、売店向けに分割することを計画したが、優遇金利ローンを用意しても関心を示す業者は現れなかった。
 トゥーフー通りのプロジェクトでは、引き続き店舗が売りに出ているが、関心を示す業者はほとんど見当たらず、1階の商業エリアは埋まっていない。郊外だけでなく、環状3号線の近くでもプロジェクトは順調に進んでいない。開業して2年になるファムバンドン通りのプロジェクトでは、1階には空きスペースが残り、上層階は数万平方メートルが使われないままという。
 米不動産サービス大手ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)は、小売り施設の賃貸は安定して伸びているが、郊外にあるアパートプロジェクトの商業エリアは稼働率がかなり低いと指摘。プロジェクトの投資家は、小売業向け不動産開発の経験が少なく、事業の規模やプロジェクトの特色、周辺地域に合わせたビジネスモデルを描けていないとの見方を示した。(ハノイ時事)