日本向けフライト拡大、ベトジェットエア ダナン―羽田間が就航 愛知、福岡、鹿児島路線も新設へ

ベトナムの新興航空会社ベトジェットエアは昨年10月末、ベトナム中部の中核港湾都市、ダナン市のダナン国際空港と、東京の羽田空港を結ぶ直行便の運航を開始した。また、このほど、愛知と福岡、鹿児島に向けた新路線が今夏にも就航することを発表するなど、日本向けフライトを充実させている。

東京-ダナン間は、片道約5時間30分のフライト。ダナン発の飛行機は、現地時間午後6時10分にダナンを出発して翌日午前1時に羽田に到着、羽田発は午前2時30分で、ダナン市に6時40分に到着する。同社はハノイ、ホーチミンと成田空港、関西空港を結ぶ合計4路線を就航させていたが、それに続く新航路となった。

ベトジェットエアのグエン・ドウック・ティン副社長は、「羽田-ダナン市間のフライトは、利用しやすい時間帯なのに、安価で運航できることを誇りに思っている」と就航にあたり挨拶。両国間の既存4路線とともに、ベトナム国内にも複数の路線をもつベトジェットエアだけに、「日本やアジアからの来越者が、ベトナムの中部ダナン市を拠点に、ホイアン市や古都フエ、クアンビン省などに容易にアクセスできるようになり、観光客拡大につながる。また、ベトナム中部の人々も、ダナン市経由で日本や、アジアに簡単に行けるようになる」と期待を語った。

さらに同社は、日本の中部空港(愛知県)とハノイ、ホーチミン、ダナンの各空港間を運航する3路線を新設。ハノイからも、福岡と鹿児島へ2路線を新たに就航すると、このほど発表した。

新路線はいずれも今年夏ごろの就航予定。ベトジェットはこれで日本向けに10路線を就航させることになる。