港湾開発のマスタープラン策定へ=物流コストの引き下げなど目指す―副首相

 17日付のベトナム・ニュース紙によると、チン・ディン・ズン副首相が港湾開発のマスタープラン(期間2021~30年)を策定することを承認した。さまざまなインフラの結び付き(連結性)を強くするとともに、物流コストを引き下げ、海洋に関連した経済発展を促すことを目指す。30年に向けた海洋に関連した経済の持続可能な発展のための戦略を実施する取り組みの一環となる。

 マスタープランには、ベトナムにおける港湾開発投資の効率性向上や、港湾とその他輸送インフラの開発の連携確保などの方策を盛り込む見込み。ズン副首相は、マスタープランが地域同士のつながりを強固にすることに寄与しなければならないと強調。こうしたことにより、投資効率が高まり、物流コストが下がるとした。また、港湾開発においては、環境保護を考慮する必要があるとも言明した。
 共産党中央経済委員会のグエン・バン・ビン委員長は最近、港湾が多すぎる必要はないと指摘。最も高い効率で港湾システムを運用し、輸送システムの連結性を改善させることが不可欠だと訴えた。
 世界銀行は19年初めに公表した統計で、ベトナムの物流コストが同国の国内総生産(GDP)の約21%を占めているとの見方を示した。ベトナム海事局によると、ベトナム国内には現在、44の港湾がある。(ハノイ時事)